くらし情報『独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (5) 死神・リューク役、なぜ中村獅童? 実物大人形が「ボロボロ」になった理由』

2016年10月25日 12:00

独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (5) 死神・リューク役、なぜ中村獅童? 実物大人形が「ボロボロ」になった理由

私がプロデュースした、佐藤信介監督の『GANTZ』(11年)シリーズもデジフロ。佐藤監督はその後、『図書館戦争』シリーズ(13年・15年)、『アイアムアヒーロー』(16年)などでもデジフロと組んでいます。

映画の中でのCG表現は、この10年でかなりの進化を遂げています。金子監督はガメラやゴジラ、ウルトラマンなどの特撮作品も数多く手掛けているので、作品の中でのCGの使い方、見せ方を心得ている方です。10年前、その時点でのCG技術でのベストな見せ方を金子監督は考えて、あえて人形っぽさを残した。死神のセルロイド的な肌の感じは狙いです。そうすることが、あの時点では最もそこに居る感じ、存在感が際立つという判断でした。馴染み方も含めて、10年後の今でも映像的に耐えられるのはそのためだと思います。


現場撮影でも試行錯誤がありました。もちろん誰も本物の死神を見たことが無いので(笑)、共通認識が必要であろうと、2メートル50センチある実物大の死神リュークの人形を制作して現場に持ち込みました。ドタバタの中、短期間でのお願いだったので顔面の完成度は高くありませんが、ベルトやアクセサリーなどの再現度は高かったと思います。

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