2017年2月17日 11:00
川口春奈「あまり友達がいないんです」 - 芸能生活10年を支えた、親友との交換日記と記憶の整理術
でも、記憶を失う方々の気持ちを考えてそこまで自分の感情を持っていかないといけない。それに、「友達のことだけを忘れる」という設定自体も特殊です。そこをどういうふうに表現すればいいんだろうと悩みました。
監修の先生が入ってくださっていたので、カウンセリングのことや、忘れたことを思い出すためのテストの話を聞いたりして参考にさせていただきました。
――そういう準備は演じる上でもプラスに。
はい。やっぱり、知らないと分かってあげられない。自分の知らないことは、しっかり事前に聞くべきですし、そこを想像だけではやりきれないです。
そういう監修の方のお話を聞くと、1つの要素として少しだけ演じやすくはなります。
――山崎賢人さんとの初共演。「長谷くんにしか見えなくなって自分の感情を勝手にコントロールされてるかのようで不思議な時間」だったと。
自分が良いお芝居をするためには、もちろん相手の方からも影響します。山崎さんは初共演でしたが、そういう意味ではガチっとハマったような感覚でした。お互い多くは語らないし、役のことも話し合ったりはしないんですが、いざ本番となると、そこに長谷くんと香織が本当にいるような感覚になれる。