2017年3月22日 10:30
永野芽郁は、なぜ泣いたのか? 2つの涙の意味を聞く - UQモバイルCMでもおなじみ、ブレイク女優の"1年半"
演じている時は、どちらに向けたわけでもなく、自然と出てきました。
●「自分はまだまだな人間。何もできません」
――そのような微妙な感情の揺らぎが、この作品の生命線になっています。はっきり気持ちが表れるシーンと曖昧なシーン。そういう意味でも大変な役だったのでは?
他の作品でもそうなんですが、台本をしっかり通して読んだら、基本的には頭に入るので読み返さないです。それは初見の印象を大切にしたいから。その時のイメージに合わせて、監督と相談しながらやらせていただいています。
――不安になってもう一度読み返したりしないんですか?
もちろんその日の撮影部分は読みます。
ただ、通しで一度体験していることになるので、「それをもう一度やってみて」と言われているのと同じことだと思っています。そんなに難しいと感じることもなく、「あのシーンか、つらいなぁ」と思いながら演じています(笑)。
――3月4日放送のドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』では、見事なコメディエンヌぶりでした。演じる上で違いはあるんですか。
コメディをコメディと思わずに演じています。セリフを役のイメージとして読んでいるだけなので、あまり深く考えたことありませんでした。