くらし情報『1年に映画7作出演で役を演じ分けた俳優・高杉真宙 - 役者魂の根底にあるピュアな思いとは?』

2017年6月19日 08:00

1年に映画7作出演で役を演じ分けた俳優・高杉真宙 - 役者魂の根底にあるピュアな思いとは?

今回は撮影がかぶっていなかったため、髪型を変えることができたことが良かったです。金髪にしたり茶髪にしたりと外見を変えて衣装を着ると、自分の中では区切りができます。本当は、リフレッシュできる日があったりしたらもっといいんですが(笑)。

監督によって全然演技の土台が違ってくる点は、本当に勉強させていただきました。ナチュラルさを追求する監督もいれば、コメディに徹した大きな演技を求める監督もいて、振り幅がすごく大きくて。監督の他の作品も改めて観て勉強したりするんですが、それでも現場に入ると作品ごとに全然違ったりするので、戸惑いが激しかったです。

――それは大変ですね。

めちゃくちゃ大変ですよ。
僕も初めて気づいたんです(笑)。舞台・ドラマ・映画と媒体が区切られているみたいに、作品によって演技自体が違ってくるのだなと思いました。

――本当に、青春ものもあれば叙情性が強いものもあり、ラブな感じのものもあり……とかなりバラエティに富んでいますよね。毎回、「これをクリアしたから、次はOKかな」と思うんです。でも次の作品に携わるといつも、リセットされるような思いです。『逆光の頃』は、他の作品とまた演出方法が違うので、心折れる瞬間がありました(笑)。

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