2017年6月19日 08:00
1年に映画7作出演で役を演じ分けた俳優・高杉真宙 - 役者魂の根底にあるピュアな思いとは?
――それはどのような時だったんですか?
何十回とテイクを重ねる時でした。振り返るカット、だけで何十回とか。ただ、そのシーンは、僕もOKをいただいてから「もう1回やらせてください」と言ったシーンでもありました。自然体を求められていたのですが、監督から「『自然に演技してます』という感じがすごく出ている」と言われたんです。それがすごく難しくて。
●7作の中で、近い役・遠い役は?
○明るい役に対する戸惑い
――自分に近い役、遠い役とあると思いますが、どちらの方が演じやすいですか?
たとえば自分と近い役が同時にきたとしたら、どう変化をつければいいのか、と思ってしまうので、離れている方がやりやすいかもしれません。
――この7作品の中だといかがでしょうか。
『逆光の頃』の孝豊は一番近いかな。
でも、全体的に遠いですね。『散歩する侵略者』はちょっと抜きにして(笑)。1番離れているのは『ReLIFE リライフ』の大神です。ひときわ明るい子なので、ちょっと離れすぎている。
――映画では自然に見えましたが、そんなに明るくないんですか?
全然! びっくりです(笑)。監督にも「無理して明るく振る舞ってるように見える」