若林正恭が明かす相方・春日への想い「コンプレックスだらけですね」
という本を先に出しやがりまして(笑)、結構悩んだんですよ。
自分で言うのも鼻につく言い方ですけど、「ナナメの夕暮れ」というタイトルは眠る直前に"降りて"きましたね(笑)。10代からずっとバーベキューとかハロウィンとかに対して、ナナメ目線だったんですね。でもおじさんになると、ナナメが通用しなくなるんですよ。
――ナナメではなくなっているんですね。
ナナメのパワーで35歳ぐらいまでものを作ってきた部分があるんですけど、おじさんになってくると似合わなくなってくるんですよね。30前半くらいでラジオで「ハロウィンやってるヤツらな…」って言うのは似合うと思うんですが、39歳の俺と春日が「ナイトプールで写真撮ってるヤツらさ」というのは「見るなよ、なんでナイトプールのインスタ見てんだよ」っていう話で(笑)。そういう違和感が6年前くらいからありました。
でもナナメがなくなることで、なんか逆に若返っていく感覚があって戸惑ってるんですよ。
○くだらなくなっていく漫才の設定
――若返っていく感覚というのはどういうことでしょうか。
おじさんって、プロレス会場で若い人よりも騒いでたり、号泣してたりするんですよ。