くらし情報『北村匠海、ヒット中『十二人の死にたい子どもたち』で心がけた“普通”』

北村匠海、ヒット中『十二人の死にたい子どもたち』で心がけた“普通”

これだけ役者がそろって、堤監督のもとで、みんなが真摯に映画と向き合えば、面白いものできそうだなというのが、率直な感想でした。

――これまでの取材でも、現場が特殊で大変だった……というお話を聞いております。

いやあ、過酷でした。会話劇なので、座って話しながらの40分長回しもあったり、各々きついところがありました。まっけんは長ゼリフが大変だし、それを見守ってる方も撮られているから大変だし、同じく寝てるとまんくんも……。それぞれが自分自身と戦いながら撮影してたんじゃないかな。物語としても、一人一人にスポットを当てられる瞬間がちゃんとありますから、各々課題があったと思います。この男子3人(新田、北村、高杉)なんて、みんなメガネかけてますからね。


――そこはちょっと気になっていました。

たまたまなんですが(笑)。自殺願望があって集まっているという役だから、どうしても最初はみんなが暗く作りがちで、トーンが被ってしまう、という問題もありました。各々がクリアにして行って、みんなでこの映画が出来上がった気がします。

――堤監督については、どういう印象を抱いていたんですか?

誕生日が一緒なので、「11月3日生まれのすごい人」

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