2019年12月6日 12:17
芸能人への誹謗中傷、どのような罪に問われるのか? 弁護士が対処法も解説
芸能人に対するこのような書き込みは、どのような罪に問われるのでしょうか。
脅迫罪や名誉棄損罪などの犯罪に問われる可能性があります。
アイドルの交際や結婚に際し、一部のファンから、過激な書き込みがされるケースがあります。書き込みの内容次第では、刑事上の責任を問われるケースもあります。
「自宅で待ち伏せをしよう」や「放火のチャンス」といった書き込みは、知らない人に自宅前で待ち伏せをされたり、自宅に放火されたりするのではないかといった恐怖心を抱かせるもので、脅迫罪に問われる可能性があります。
また、好意又は怨恨の感情から書き込みがエスカレートし、相手の行動を監視しているかのような事項について書き込みするような場合、ストーカー規制法違反の罪に問われる可能性もあります。
「子供を虐待している」などの書き込みは、書かれた親の社会的な評価を低下させるもので、名誉棄損罪に問われる可能性があります。
――また、川崎さんは新居の住所をさらされたそうです。
このように、第三者の個人情報を公開する行為は、どのような罪に問われるのでしょうか。
刑法上、犯罪が成立するとはいえないですが、民事上、不法行為責任を問われる可能性があります。