奥様はコマガール (41) 結婚してから一番変わったこと
いよいよカウンセリングが必要かもしれない。
したがって、昨年ごろから増えてきた、二人に対する”アンチファン”の存在が気になって仕方ない。
テレビで人気者になると、アンチが増えるのは世の常だが、それは子役に対しても容赦がないようで、やれ子供らしくない、やれ完璧すぎて不自然だ、やれ優等生を強いられているようで気の毒だ、などといった批判的な意見も少なくない。
子供特有の無垢な笑顔と愛嬌が最大の魅力である一方で、インタビューの受け答えなどで見せる子供らしからぬ対応力と語彙力に、いちいち冷や水を浴びせているわけだ。
正直、そういうアンチファンは無粋だと思う。
ニーズを理解し、それに的確に応える姿は、確かに子供らしくないかもしれない。
しかし、そもそも間違ってはいけないのは、彼らは人気”子供”ではなく、人気”子役”なのだ。つまり、役者としてメディアに登場しているわけであり、したがって公の場では世間(この場合、クライアントが中心)から求められる理想的な子供を演じていると考えるのが妥当だろう。
立派な演技力だ。
また、子供にまでわざわざアンチ精神を出さなくていいじゃないか、という不快感もある。