スマホで文学女子を気どってみない? 無料でドヤ顔できる青空文庫
「走れメロス」とかのダザイです。
太宰は「女性が告白するみたいに一人で語る文章のときに謎の才能を発揮する」といわれています。かしこで「なんでこんな女心わかるの……?」とまでいわれた文豪なのです。まあ、そのモテすぎた感じで、色々あって、女性と心中自殺することになるわけですけれども……。
今回は『葉桜と魔笛』もそうした女性語りの短編です。
テーマは恋愛。病弱で、死のせまった少女のもとに青年から恋文が届きます。けれどその手紙には秘密があって──これ以上はいえません。
10分くらいなんで読んでください。
胸の奥がきゅうううううっとなることでしょう。ひとりの女性の思い出話(主人公は彼女の妹なのです)に耳を傾けるように読んでくださいませ。
現代風にいえば「いいね!」押したくなりますよ。
2.『文鳥』夏目漱石
「十月早稲田に移る。伽藍のような書斎にただ一人、片づけた顔を頬杖で支えていると、三重吉が来て、鳥を御飼いなさいと云う。飼ってもいいと答えた。しかし念のためだから、何を飼うのかねと聞いたら、文鳥ですと云う返事であった。」
お次は夏目漱石です。
ちょっと前に千円札だった文豪。
話としては「文鳥を飼ってみていろいろ感じたことがあったよ」