「人生思い通りにいかない。でも、なるようになる」DAMNATION(DDT)の思想
と思います。佐々木さんにしかできないプロレスがあるんですよ。
佐々木:「天才」って言ってくれ。
遠藤:天才ですね。どんな相手と戦っても「自分の試合」にできるのもすごい。8月26日の後楽園ホール大会で戦ったとき(※)も、最初のほうでペースを作られて、完全に飲まれてしまいました。僕がいくらやり返しても、お客さんは佐々木さんのほうが余裕があるなと感じていたと思います。
※「KING OF DDT 2018」決勝戦で、佐々木選手VS遠藤選手の同門対決となり、21分36秒で決着。
勝利を手にしたのは佐々木選手となった。
佐々木:中には苦手な相手もいますが、対哲哉に関しては3年くらい前から自分のペースを握っていたので。
■停滞したくない。いつも新しい自分でありたい
――佐々木さんは遠藤さんをどう見ていますか?
佐々木:難しいですね……。
――あれだけ丁寧に詳しく話してくれたじゃないですか(笑)。リーダーとして、何か思うことはあるのでは。
佐々木:そうですね……。強いて言うなら、生きるか死ぬかみたいな試合を見せてほしい。
遠藤:佐々木さんの試合って死闘が多いですよね。僕もああいう試合に憧れますが、まだそこまで狂いきれていない、という実感はあります。