「人生思い通りにいかない。でも、なるようになる」DAMNATION(DDT)の思想
「媚びない」についてはいかがですか。
佐々木:お客さんに媚びる試合をするレスラーに対して、怒りを抱えていました。お客さんの顔色を伺いながら、試合中に面白いことを言うレスラーにも腹が立ってますよ。わたしは昔からパンクな思想が軸にあるので、絶対に媚びません。自分を曲げたくないんです。哲哉は昔、媚びた試合してたよな。
遠藤:ご指摘の通りです。DAMNATIONに入ってからは媚びるのをやめて、本来の自分を出せるようになりました。
――無理に良く見せようとしなくなった、と。
遠藤:そうですね。周りの目を気にしなくなったので。結果的に前より戦いやすくなったと思います。ただ、佐々木さんほどメンタルが強くないので、落ち込むことはありますね。
■人生、うまくいかないのが前提。だから、現実を受け入れる
――佐々木さんは落ち込むことはないんですか?
佐々木:わたしは落ち込まないです。ネガティブなことを考えないですし、「なるようになる」としか思ってないので。
――常に考え方がポジティブなんですね。
佐々木:プロレスにおいても、人生においても、「こうなったら良いのにな」と願っても、理想通りに進んでいくことなんて、ほとんどないじゃないですか。