2013年7月30日 17:00|ウーマンエキサイト

大切な器を直して、長く使う「金継ぎ」とは? ~「金継ぎ部」体験レポート!<前篇>


その後、割れた器も欠けた器にも、チューブに入った生漆を筆で塗って、拭き取ります。
大切な器を直して、長く使う「金継ぎ」とは? ~「金継ぎ部」体験レポート!<前篇>

「生漆は、木から取れた天然の樹液です。割れたところに化粧水のように塗って、下地を作ります。接着効果もあるので、先ほど彫った溝に入るように塗ってください。このあと電気炉に入れて、120℃で2時間、生漆を焼き付けます。オーブンでも構いませんが、教室にはオーブンがないので省略しています。手についてしまったらサラダ油などで取ることができますが、服に付いたら取れないので注意して」と堀さん。

そして強力粉と水をヘラで混ぜ、耳たぶほどの固さになるまで練り、同量の生漆を混ぜて作った「麦漆」を作ります。
さらに麦漆に白樺の木粉を混ぜ、「刻苧(こくそ)漆」を作り、欠けたところに穴埋めをするように手で付けていきます。
大切な器を直して、長く使う「金継ぎ」とは? ~「金継ぎ部」体験レポート!<前篇>

乾くと1割ほど減ってしまうため、少し盛って付けるのがポイント。

大切な器を直して、長く使う「金継ぎ」とは? ~「金継ぎ部」体験レポート!<前篇>
ここで1回目が終了。約1週間きちんと乾かした後、次の行程に進みます。


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