【恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 9話】 交錯する想いの果てに・ネタバレあり
この時にはもう決断していたのでしょうか。
この直後、ユキコは森生に電話をして2人は会うことに。
「私たち、別れよう」
ユキコの別れの言葉は虚しいほどにそっけないものでした。
緋山との関係を勘繰る森生に、何も語ろうとせず立ち去るユキコ。
それは彼女の強い決意の現れだったのか、それとも、話をすれば涙が出てしまいそうだったからなのか。
森生と別れたあと、ユキコは泣き崩れました。
決断をしたユキコ自身、苦しくて堪らなかったでしょう。後悔も迷いも残っていたかもしれません。
様々な人の想いが交錯し、悩み、疑い、思い遣り、そのひとつひとつがパズルのピースのように組み合わさり、ユキコはこの決断に至ったのだと感じました。
それがどんな未来につながるのかまだ解らないけれど、必ず意味があると筆者は思っています。
そして、森生が彼自身の人生を、自分の足で立って生きるために、必要な何かを得てくれることを期待しています。
泣いても笑っても、次が最終回。
これまで多くの幸せと笑いを与えてくれた本作だけに、きっと最後は笑顔で終わらせてくれると信じて、希望を胸に待ちたいと思います。
恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送
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[文・構成/grape編集部]