【『正直不動産』第2話感想・考察】山下智久が説教!新入社員にありがちなこと
財地の教える『効率』を上手く取り入れることでより素晴らしいビジネスマンになっていくのだろう。
同様に効率を重視しすぎて主人公が忘れかけていた大切な考えこそが『カスタマーファースト』なのかもしれない。
説教したはずの財地だったが、客と真摯にぶつかる月下の姿から改めて気付かされることも多いはず。今後もこの二人が互いに成長していく姿が楽しみである。
ドラマで学ぶ営業テクニック
新人・月下咲良が賃貸契約に手こずる中、同じ物件をスマートに契約した桐山貴久(市原隼人)。
彼は永瀬と首位を争うトップ営業マンの一人である。
彼の接客からは、目から鱗の営業テクニックが学べる。
まず一つは、予算12万のお客に対して、「少しオーバーしますが13万円の物件があります」と紹介するのと、「ここの相場は15万円ですが13万円の物件があります」と紹介するのでは、後者の方が安く感じるという仕掛け。
これは心理学のアンカー効果という手法だ。
アンカーとは初期値のことで、先に掲示された金額が比較対象となり、後に出された数字に損得を感じる効果がある。
セールチラシにわざわざ値引き前と値引き後の金額が書いてあるのも同様の効果を利用したものだと言える。