【オールドルーキー 第3話感想】演技に違和感?!綾野剛の計算し尽くされた役作り
塔子も仕事に責任感を持って取り組んでおり、自信もある。新町まで我が強いキャラだときっと反発しあっていただろう。
オールドルーキーは様々なスポーツ選手が登場するが、ゲストが豪華なだけあってやはり皆、個性も強い。
綾野剛が演じる新町はこれらのキャラクターとぶつかり合わないような設計になっているのではないだろうか。
この塩梅がちょうどいい故、このドラマは最高のバランスで成り立っている。
新町は自分の意見をはっきり伝えることもできるが、相手の意見をしっかりと聞くこともできる。そして謙虚だ。話している時の優しい雰囲気は誰からも好かれるに違いない。
主人公だからといってひたすらに存在感を放つのではなく、周囲とのバランスを考えた上でキャラクターを仕上げる。
これこそが綾野剛のなす技なのだと思った。このドラマを見始めて感じていた違和感の答えがようやく見つかった気がする。
俳優の想いや計算され尽くした役作りは底知れない。これからも新たな発見を楽しみにドラマを視聴したいと思う。
秀島のビックマウスに隠れた弱さ、アスリートの苦悩
スポーツ選手の記者会見を思い返してみると、謙虚な人もいれば、それは無理でしょと言わんばかりの大口を叩く人もいる。