【石子と羽男 第9話 感想】放火容疑で逮捕された大庭 しかし、その裏には詐欺事件との関連も?
その後、事件を知った大庭は、弟を信じたいという気持ちはありつつも、拓の関与を疑った。
そして取り調べの対応が難しい拓に代わり、犯行を自白することで、矛先が拓に向かないようにしたのだ。
身内の案件だとしてもフラットな立場を守り、拓の無実を証明する証拠を探すことを決める羽男。そして外で心配して待っていた石子に羽男はグーサインを送る。
安堵する石子から感じられたのは、信頼する羽男と大庭、二人への特別な愛だった。
石子と羽男は大庭の実家を訪れ、拓に話を聞きに行くが、ひたすら『蒼』を墨で書き続けるだけで口を閉ざし、真相はわからず。
二人にも人と関わることを避けてきた拓がやったとは思えなかったが、現場にいたであろう拓の話無しに事実に迫ることはできない。
大庭の思いを受け止めた今、石子は道の開けない状況にまた追い詰められそうになっていた。
しかしそんな時、支えになるのはたった一人の相棒だ。
羽男は、石子に手が震える原因を語り出す。父・泰助(イッセー尾形)から言われ続けた、「心の揺れを他人に見せるな」という言葉。逃げ場のない法廷ではそれがプレッシャーとなった。
しかしそれとは真逆に、どんな状況においても解決の糸口を見つけることを諦めず、依頼者に寄り添う石子や綿郎と出会った。