【エルピス 第3話 感想】覚悟を決めた浅川、模索する岸本、2人の『正しさ』とは
それから撮影した映像を編集していた際に、斎藤正一(鈴木亮平)から被害者遺族を味方につけるというアドバイスを受け、ご遺族の居場所を探すことに。
これが難航するかと思われたが、事件の捜査を行った刑事を見つけるよりずっと簡単だった。
それは被害者のプライバシーなど、全然守られちゃいないということを意味していた。
事件が起こるとマスコミは被害者近辺を漁る。交友関係を探り、家を囲み、採れたてホヤホヤの情報から無神経な質問ばかり投げかける。
被害者の心配をしている者などほとんどおらず、ネタの鮮度ばかり気にして大スクープだと騒ぎ出すのだ。
12年前の事件の被害者の遺族も同じだった。
井川晴美が下着を売るためにあの山に入ったと報道されたことを受け、次々と不躾な質問を投げかけられた。
マスコミにはもう懲り懲りだった。
そんなところで「別に真犯人がいる」などと今更言われたって、最愛の娘は帰って来やしないのだ。浅川達は案の定門前払いされてしまう。
浅川が偶然出会った店主は、キーマンとなりえるのか
取材を諦めた浅川がその近くを歩いていると、偶然怪しげな路地裏に迷い込む。
そのシャッター街の中で、その店は開いていた。