くらし情報『【エルピス 第3話 感想】覚悟を決めた浅川、模索する岸本、2人の『正しさ』とは』

【エルピス 第3話 感想】覚悟を決めた浅川、模索する岸本、2人の『正しさ』とは

浅川は声を上げて泣き出し、斎藤の優しさを求めた。

酒と煙草に縋るしか落ち着いてはいられない二人は、互いを求め合った。今この時に湧き上がる欲望と気持ちに正直になったのである。

そして浅川は一人、覚悟を決めた。

翌日、『フライデーボンボン』で放送されたのは、冤罪特集の映像だった。いつも通り浅川が笑顔を見せて始まるコーナーの中身は、パンドラの箱。

それはまるでEDでチェリーこと大山さくら(三浦透子)がテレビ越しに浅川を見ていたように、受け取る視聴者に浅川の正義は広まって行く。

混乱に包まれた現場を置き去りにして、そのVTRは流れ続けた。

浅川と岸本、2人の『正しさ』とは

人それぞれ『正しい』と思うことがある。

浅川はもはや何かに取り憑かれているようだ。「自分たちの過ちなんだから、自分たちで何とか挽回するしかない」という言葉は、根底にある正義なのだ。

同じく、いじめの加害者として友達を見殺しにした岸本も、とにかく正しいことがしたいのだ。

冤罪を暴くことも、披露宴で楽しくなくても笑い、祝福する気がなくても話を合わせて空気を読み、未だに墓参りに行くのも、自分は正しさの中にいるのだと気持ちよくなりたいのだ。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.