【エルピス 第6話 感想】一人で事件を追い続ける岸本 見えてきた構図に最終章への扉が開く
そして『フライデーボンボン』での運命の放送が始まる。
もはやいつものフライデーボンボンのおちゃらけた雰囲気は無く、冒頭から目撃証言に関する特集映像が流れ始める。
「死刑が確定している松本良夫死刑囚には、冤罪の可能性が強まったことになります」
それは瞬く間に日本中に広まっていく。
情報提供した由美子、嘘の証言をした西澤、松本を思う大山ことチェリー(三浦透子)、報道の斎藤(鈴木亮平)がそれを見守っていた。
あれだけ一喜一憂していた視聴率もどうこう言ってる場合ではないほど、反響は想像を超えた。他局や新聞をはじめとするメディアが次々と取り上げた。
すると由美子や家族のもとにマスコミが押しかけ、しまいには西澤は逃亡し、証言を得られなくなってしまった。
浅川たちはいかに甘かったかを思い知らされることとなった。
そして社内の緊急幹部会が行われ、上層部が決めたのは、『事件を追っていた記者』としての浅川の『ニュース8』出演だった。アナウンサー・浅川恵那がかつて輝きを放っていた、あの場所だ。
浅川に届いた、斎藤のメッセージ
この凱旋出演に、浅川は手放しで喜ぶことができなかった。
斎藤が副総理の大門(山路和弘)