【『ラストマン』感想8話】福山雅治と大泉洋、積み重ねた信頼の再確認
が起こした41年前の強盗放火殺人と深くかかわっていた。
犯罪者の息子という過去を頑なに思い出したくない心太朗は皆実に失望し、バディの仲は断絶してしまう。
そんな中、皆実と吾妻(今田美桜)はバスジャックの現場に居合わせることになり、皆実は犯人・清水拓海(京本大我)の銃で肩を撃ち抜かれて重傷を負う。
バディはバラバラ、皆実は重傷、犯行現場のバスに乗り合わせたことすら知らせるすべがない。八方塞がりの中、バスジャック犯の奇妙な要求が明かされる。
やはり今回は、互いに離れ、意思疎通の手段が限られた状態であっても、それぞれを信じて相手のために成すべきことを果たすバディのありように胸が熱くなった。
血まみれのハンカチに書かれたシンディーという皆実だけが呼ぶ名、銃弾の数を伝えられれば必ず制圧してくれると信じる心太朗の奔走。共に、ある理由にすれ違いがあったとしても、互いの能力と犯罪に立ち向かう真摯さへの信頼は、既に揺るがないだけの積み重ねが二人にはあった。
今回、ゲストとしてバスジャックの犯人を演じたのはアイドルグループ『SixTONES』の京本大我。
名もない群衆から無責任に投げつけられた悪意で、仕事も家族も失った青年の絶望と狂気を哀しく演じきった。