夜に突然電話をかけてきた、配送員の兄ちゃん 『理由』にグッとくる
と掃除しながら聞くと「お母さん…この洗濯機ってこのあとどうなるの?」とぼそっと一言。
「え?洗濯機?」「うん、これどこに行くの?」と洗濯機をツンツン触る次女。
「さーー?どこにいくのかな?母さんもよく知らんのよね」と答えると「ふ〜〜ん」と次女。
なにをいってるんだろうと、不思議に思ったものの、そのままにしていると、玄関のチャイムが。
「洗濯機持ってきました、こちらでよろしいですか?」配送員のおじさんとお兄さんがやってきました。
外で遊んでいた長女と三女が「わーーー!新しい洗濯機きたっ!」と大喜びで帰ってきて、新しい洗濯機に夢中なのに、次女は、先に玄関先から下に降ろされた壊れた洗濯機の傍を離れません。
新しい洗濯機の代わりに荷台に積まれた古い洗濯機を、次女はトラックの傍でずっと見ていました。
配送員のお兄さんが不思議そうに次女を見ていたので、「この子、この洗濯機がどうなるか気になるみたいでね〜」と苦笑いすると「えーー、そうなんですね」とニッコリ。
そして、駐車場からトラックが出発すると、次女は「ばいばーい!!ばいばーい!洗濯機!ばいばーい!」と手を振りながらトラックを追いかけたのです。