2018年11月30日 16:11
リーガルドラマが激増の理由「いわば現代を舞台にした時代劇」
また資格と実力さえあれば名誉と多額の報酬を受け取ることができる弁護士には、フリーランスの夢もある。だからこそ『リーガルハイ』(フジテレビ系)の古美門研介(堺雅人)のような、型破りのヒーローが活躍できるのだ。
もっとも、現実の弁護士は、事務所や顧客のしがらみも強く、巨悪を討つといったストーリーは滅多にないようだ。しかし、それ故にドラマに夢が託されているのだろう。せめてフィクションの世界では、弱者を救うヒーローが見たい。そんな期待がある限り、リーガルドラマは増え続けるはずだ。
(ドラマ評論家・成馬零一)
『アクマゲーム』次週予告に視聴者騒然「初くん…」 ”最高の友”が”最大の敵”に