2019年10月16日 06:00
“ヒモ時代”自宅出産も乗り越え…恵俊彰語る「妻への感謝」
帰るタイミングを見計らって、『ねぇ、2,000円ぐらい、置いていかない?』って(笑)」
’96年、恵が31歳、妻が29歳のとき。その後の人生や出産を考えて結婚を決意したものの、芸能界で生きていく確固たる自信が持てず、『結婚はするけど……。ごめん。幸せにできるかわからない』と弱気になっていた。
「『ひょうきん予備校』(フジテレビ系)や『東京フレンドパーク』(TBS系)にも出演していましたが、ギャラは微々たるもの……。関口さんの100分の1くらいだったんじゃないでしょうか(笑)」
それでも、妻は恵を信じて、どっしりと構えていた。3人の子どもに恵まれ、徐々に芸能界での足場も固まっていった。
「家事もしない、稼ぎもないヒモのような存在でしたが、少し稼げるようになって“ナワ”ぐらいにはなったわけですよ」
それでも、芸能界で生き抜く自信が持てなかったが、妻の言葉が恵を変えていった。
「マイホームを買ったんですが、ローンの返し方でもめて。妻は繰上げ返済したほうが、少ない金利で早く返済できるという考えだけど、僕は、手元のお金がなくなるのが嫌だったんです。要するに、僕はいつも“自分がダメになるかもしれない”と思い込んでいる。