くらし情報『100年料亭の若女将は24歳 母の最期の言葉は「娘を応援して……」』

2020年12月7日 11:00

100年料亭の若女将は24歳 母の最期の言葉は「娘を応援して……」

100年料亭の若女将は24歳 母の最期の言葉は「娘を応援して……」


ももちゃんこと、料亭當田屋(とうでや)の若女将・栗田もも乃さんは、96年生まれの24歳。家族経営している當田屋は、江戸末期から明治初期に創業し、ももちゃんで4代目。小学校のときから、将来の夢は「女将さん」と書いていた。しかし彼女が若女将としてお店に立つまでには、様々な波乱があった。

中学を卒業し、5年制の高専の電子情報工学科へ進学したももちゃん。3年生になる直前、鯖江市役所が、女子高生がまちづくりに参加する「鯖江市役所JK課」のメンバー募集をしていることを知った。かねてより、料亭を支えてくれた地域が、小学校、中学校へと進級するごとに、寂しくなることを危惧していた。

「保育園や小学校のときは、近所の商店街にたくさん友達がいたのに、次々にお店をたたんで、そのまま別の場所に引っ越してしまうんですね。
1年でいちばん好きだった秋祭りも、子供の数が減り、年々、規模が縮小される。町内の高齢化が進んでいったんです」

ももちゃんは“私たち若い世代が暮らしやすくなければ、ますます地域の活気が失われてしまう”と危機感を持ち、JK課に応募したのだった。

じつはJK課が立ち上がった当初から、市役所には「JKという言葉には性的な意味合いを感じる」

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