くらし情報『教育費で精一杯…「50代貯蓄0」老後どう暮らすべき?』

2020年12月31日 11:14

教育費で精一杯…「50代貯蓄0」老後どう暮らすべき?

現在貯金が無い場合、どう老後資金を工面すればよいのだろうか?

「収入や支出の見直しも大切ですが、年金の受取額を増やせるように行動するのも重要な観点です」

そう語る寺門さんに、50代からでも遅くない、年金増額のポイントを聞いた。

■長く働くことで、年金受給開始を先延ばしに

「貯金が無い、という人に限らず、老後資金に余裕がある人以外は、基本的には働き続けることが重要です。働かなければ生活ができないという場合もあると思いますが、生活費を労働収入で賄うことができれば、年金受給の開始を先延ばしにすることができます」

年金受給の開始年齢を1カ月遅らせるごとに、年金支給額が0.7%増加。65歳から受給する老齢基礎年金を70歳まで繰下げした場合は、42%増額した金額を一生受け取ることが可能だ。老後の支出を一定として試算すると、貯金を崩してでも年金受給開始を先送りにすることで、最終的な資産額が増える場合もあるという。

また、できるだけ今働いている職場を辞めないことも重要だという。
「最近、コロナ禍でパートを辞めてしまったという主婦の話をよく耳にします。しかし、再就職は思った以上に手間がかかるので“働かなくてもなんとか暮らしていける”家庭の主婦などは『またすぐ働こう』とパートをやめても、ずるずると再就職を先延ばしにしてしまうことも多いのです」

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