“相手に決定させて”夫婦ゲンカが生まれない部屋の作り方
「お宅にお邪魔すると、それこそモデルルームのようにきれいで片づいた部屋に住んでいる方もいます。ですが、詳しく話をうかがうと、夫婦のどちらか一方が『自分が必死で片づけているから現状が保てている』と主張されるケースが非常に多いんです。そしてたいていは、『自分はこんなにがんばっているのに、パートナーや家族は何もやらない』と不満やストレスを抱えています。また、はやりの収納法を次々と取り入れ工夫しているのに家族の協力が得られない、というケースも同様です。こう聞くと、“やらない側”が悪いように思われがちですが、そうとも限りません。その相手も、自分と異なる価値観を押しつけられ、断ったり、言われたとおりにできないと、毎回怒られたり機嫌を悪くされることに、同じようにストレスを抱えているのです。互いに苦しい状況が続くと、つい相手を否定、攻撃、拒絶しがちになる……つまり険悪なケンカを引き起こしてしまうんですね」
お悩み解決に向けてseaさんが実際にアドバイスしている「気持ちの切り替え方」を3つ教えてもらった。【1】譲ってもいいラインを考える
0か100かで考えず、譲れるところは譲るのがコツ。
先にここを整理してから話し合うと、10や20の小さな変化でも、ポジティブに受け止めやすい。