中村玉緒 長女が車いす生活に…81歳で直面した逆介護の悲痛
「玉緒さんの家族への愛情深さはよく知られています。亡くなった勝さんについては“生まれ変わってもあの人といっしょになりたい”と言っています。また’82年に長女と長男が大麻の密売で逮捕された際にも『罪は憎くても子供たちのことは憎めない』と語っていたそうです」(芸能関係者)
■事務所社長の長女が体調崩し、車いす生活に…
しかし前述のようにインタビューで“大きな出来事が次々に起きた夫との半生”について振り返ったその後も、安息の日々は訪れなかったのだ。
前出の知人はこう語る。
「玉緒さんにとって息子・鴈龍さんを一人前の俳優にすることは長年の悲願でした。バラエティ番組で共演したり、自分の出演する舞台のプロデューサーに頼み込んで、鴈龍さんにも役をもらってあげたりしていたのです。しかし80歳という年齢も近づくなかで玉緒さんも苦渋の決断を下さざるをえませんでした。『私が面倒を見ている限り、あの子が立ち直ることはない』と考え、経済的援助を打ち切ったのは’17年ごろと聞いています。
しかし、その2年後の’19年に鴈龍さんが急性心不全で亡くなってしまいました。当時、鴈龍さんは名古屋で一人暮らしをしており、連絡が取れないことを不審に思った友人が部屋を訪れ、亡きがらを発見したそうです。