孫支出にはご用心!退職金でやってはいけない4つのこと
女性はお迎えが来るまでの12年間は、介護が必要になる確率が高くなる。
医者いらずで健康に過ごすためにも、「夫も妻も元気なうちは仕事を続ける」ことが欠かせないと深田さんはいう。
「会社員だった人もそうですが、特に、もらえる年金が少ない自営業者やフリーランスの人は、定年がないメリットを生かして、“生涯現役”を目指しましょう。働けるうちは収入で生活が成り立つようにして、年金は貯蓄できるようにすると老後は安心できます」
今はまだコロナの影響で、飲食や小売店などのサービス業は、休業状態かもしれないが、再開すれば人手不足が予想される。まだ、パートやアルバイトをしていないという人は、“アフターコロナ”に備えて、スキルの棚卸しなど働く準備をしておこう。
■虎の子の退職金には絶対に手をつけないこと
収入が大きく減る、夫が定年退職を迎える60歳のとき。実はそこには魅力的な誘惑がある。それが退職金だ。
収入が大幅に減る状況下で、目の前に現れた大金に、いかに手をつけないでいられるかが、大きな分かれ道となる。深田さんによれば、退職金で「やってはいけないこと」は、次の4つ!
【1】生活費として取り崩すのはNG
生活費の不足分を退職金から取り崩していると、長生きしたときにお金が足りなくなる事態になりかねない。