2023年4月16日 06:00
7男2女、11人の大家族の日常をSNSに投稿 ママたちの熱い支持を集める「さぃさん」
それでも覚悟を決め、それぞれの親に会って結婚の許しを得ると、2人して専門学校を中退。同年3月に結婚した。このとき達也さんは21歳、彩子さんは20歳だった。
「若くて無知でしたから、その後の生活の大変さとか、何もわかっていませんでしたね」
達也さんが管理人の仕事などに就き生計を立て、2人は出会った奈良で家庭を築いた。その年の9月には長女・陽華さんが生まれ、そこから2年ごとに、第二子(次女)、第三子(長男)、第四子(次男)と、おめでたが続いた。
「子どもは最低でも5人は欲しかったんです。自分が育った5人きょうだいという環境を私、本当に気に入っていて。
きょうだいが大勢いれば、困ったことが起きても助け合えるし、なにより幼いころ、私自身が毎日、楽しかったから」
■3人目、4人目までは新米ママって感じでしたけど、そこから先は何人増えても一緒(笑)
経済的理由で、子を持つことを断念する夫婦も少なくない。
子宝に恵まれ続けるなかで、彩子さんたちに不安はなかったのか。
「お金のことは考えませんでしたね。それは、いまもなんですけど。考えないっていうか、贅沢や無駄遣いをせずに、少しずつでも貯金する、それだけです」