くらし情報『「上田紬」女性伝統工芸士、家業でなく“女優”選んだ過去』

2017年8月4日 11:00

「上田紬」女性伝統工芸士、家業でなく“女優”選んだ過去

 

最初は花瓶敷きなど小さなものからはじめ、やがて自分でデザインを考案してコツコツと作りはじめたという。

「それがすごく楽しいんです。自分の手のなかで、柄が出来上がっていくのが面白くて」

昨年、小岩井紬工房の代表を務める弟・良馬さんとともに、伝統工芸士として認定を受けるまでになったカリナさん。今年6月には、福岡市で開催された「第21回・女性伝統工芸士展」に初参加。工房は低迷期を脱し、売り上げも伸びている。

「ずいぶん回り道をしました。でも、これまでのいろいろな経験があって、いまの私があると思うんです。前進座での経験があるおかげで、着物の着付けや所作に困ることはありませんし、人前でなんとかお話しできるのも、舞台の経験があるからかなって」

懸命に生きてきたことには、ひとつの無駄もないーー。


「いまは、ここが私の居場所、これが私の道と自信を持って言えます」

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