くらし情報『ダイエット中で発見遅れ…漫画家・内田春菊が“がん”に気づくまで』

2018年4月8日 06:00

ダイエット中で発見遅れ…漫画家・内田春菊が“がん”に気づくまで

 

抗がん剤の治療を終え退院するときは、心配した元カレが車で迎えにきてくれた。年が明け’16年に入った。命の不安は考えないように、いつもどおりの生活を心がけたが、ふとした瞬間に恐怖が訪れる。

「つい“うっかり死んでしまったらどうしよう”って。子どもたちも、私がそんな不安を口にすることで気が済むのだとわかってくれていて、話を聞いてくれました」

’16年4月、いよいよがんを切除するため、手術をすることが決まった。

「人工肛門については、ほぼつけることになりそうだと聞いていましたが、一縷の望みを捨てたくないんですね。そういった意味では、覚悟はできていませんでした。だから入院当日に、人工肛門をつける場所を決めて、おなかにマーキングしたときは“なんで?まだ決まっていないのに”って。
でも、たとえ人工肛門になっても、上の娘に『母ちゃんが変わってしまうわけじゃないし』と言われたときは、すごく励みになりました」

こうして内田さんは大手術に臨んだのだった。3時間半の手術後にぼんやりと麻酔から覚めると、すでに病室のベッドに寝かされていた。

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