くらし情報『年末年始に多発!こんなサインがあったら「窒息」かも!応急処置法や注意点を救急集中治療医が解説』

2024年1月1日 10:25

年末年始に多発!こんなサインがあったら「窒息」かも!応急処置法や注意点を救急集中治療医が解説

突出した急患者数の理由は、餅による「気道閉塞」です。咀嚼が十分でなく飲み込んでしまい、気道を詰まらせて窒息を引き起こします。前兆としては、咳き込む、苦しそうにしている、また「チョークサイン」という声を出せずに喉を掴む動作をすることがあります。顔色が悪い場合は窒息の兆候です。

このようなときは、背中を強く叩く「背部殴打法」、また上腹部を手前上方へ強く突き上げる「腹部突き上げ法」で詰まったものを吐き出させて対処します。声が出ない、咳込みもない場合は救急車を呼びましょう。

もっとも、食べ物を詰まらせないことが肝心です。餅は小さく切り、咀嚼しやすい大きさに調理する。
食するときは、お茶や汁物など飲み、喉を潤してからにする。噛みしめながら食べるなど、周囲や本人が心がけましょう。

餅は、粘り気がある食品です。焼くや煮るなど調理によって粘り気は強くなります。また口に残りやすく、さもすると咀嚼しないまま飲み込んでしまうことがあります。餅ばかりではなく、こんにゃく由来のゼリー、肉類なども「気道閉塞」を誘発し易い食材です。調理時、食する時には、注意を払いましょう。ゆっくりと噛みしめながら、料理の味わいを楽しむことが「気道閉塞」

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