野々村友紀子さん「ベッドシーンでテレビを消すのは、かえってよくない」忌憚なき性教育をできる家庭の下地とは?
「◯◯ちゃんがこんな恋愛をしていて、私はこう思うんだけどママはどう思う?」みたいな。そんな中で、スマホで裸の写真を送り合っているカップルがいるという話が出たことがありました。その子たちのママが見つけて大問題になったことがあったんです。そういうときは「ネットに残るから、そういうことは絶対にダメだよ。危険だよ」という話はしましたね。
親が思う以上に、子どもたちはリテラシーを学んでいる
ーースマホやSNSの使い方については、どんなアプローチしていますか?
野々村うちは子どものスマホは、小学生のときや中学生の最初のころは、細かく設定して管理化に置いていました。お友達との関係もあるので、そのときそのときでお友達のSNSの進み具合を聞いて設定し直したり、めんどうくさかったですね。アプリごとに設定したり、キーワードを設定したり、というのを最初にやっていました。
そんな中でも「友達のスマホでこういうのを見た」というのを包み隠さず教えてくれていたので、それならもう少しラインをゆるめようかなとか、このくらいの恋愛マンガならOKかなとか、グラデーションを細かく広げていきましたね。
でも、こっちが細かく設定しても、広告とかでギョッとするような性描写とか入ってきてしまうんですよね。