4年ぶりにアルバムをリリースする家入レオインタビュー「真摯な姿勢で生きる、そのピュアさだけがあればいいんだなって」
でも、誰かを助けたかったら、自分が健やかでないと手を差し伸べられないじゃないですか?この4年の間に、本当に愛されたいなら、愛されなくていいっていう覚悟がなきゃダメだとわかったんです。「サブリナ」を作りながら音楽と向き合っていた気持ちを、『Naked』を作りながら取り戻せたんですよね。
──だから『Naked』にある歌詞は、今までになく赤裸々で、驚くくらい人間っぽい言葉が並んでいるんですね。
初めて、自分の気持ちを一番にしていいんだって学びながら、曲作りができたんです。あと私は高校生の時にデビューしたので、世の中の人たちが経験するようなことを経験してないから、自分の書く歌詞は未熟なんじゃないかなと思ってたところがあって。
何か打開策はないかと思っていろんな人に会ったり映画を見たりする中で、自分と同じ生活をしている人じゃない人たちと出会ってみようと思ったんですよね。それで、コロナが流行る前に、自分で保育園に電話して保育士さんのお手伝いをさせていただいたことがあって。
──自分で保育園に直談判!?先方はかなりびっくりしたでしょうね(笑)。
かなりしたと思います(笑)。そこで2歳児のクラスをお手伝いさせていただいたんですけど、寒天を手で握って、その感触を楽しむというワークショップがあって。