ブラス×アイドル融合ユニット C;ONインタビュー「今は自分たちのスタイルを確立できて、どこに出ても「これが正解」と思ってやれている感じがします」
父がスパルタで、母と比べて「全然できてない」と言われてきました。
愛佳(vo)
――小学生になる前から、プロ並みを求められていたと。
愛佳当時は泣きながら「比べないでよ!」と反発していましたけど、今思えば、あの特訓がなければ、こんなに歌を好きになっていなかったなと。両親に感謝しています。
――同じくボーカルの栞音さんは、どんな音楽環境だったんですか?
栞音(vo)父が歌うのが好きで、よくカラオケに一緒に行って点数勝負をして、負けたくなくて一生懸命歌っていました。母は幼稚園の先生で、家でもピアノを弾いていて。そんな家庭で、私は5歳の頃から歌をすごく好きになったんです。地元の栃木のテレビ局の『うたの王様』という素人のど自慢番組を、かじりつくように観ていました。
そしたら、親に「1曲覚えたらオーディションを受けてみる?」と言われて、テレビに出演できることになって、大塚愛さんの「さくらんぼ」を歌いました。――やっぱり早熟だったんですね。
栞音湘南乃風さんとかも歌うようになって、たぶん大人に「小さいのに『ドラえもん』の歌とかではないんだね」と言われるのが嬉しかったんです。J-POPのいろいろな曲を覚えて、歌手になりたい夢が広がって、小学4年生くらいで養成所に入りました。