外壁の種類ってどんなものがあるの?それぞれの外壁塗装方法・費用の目安を解説
また、モルタル自体の防水性能が低いことから、劣化するとひび割れによる塗装剥がれが起きやすいのが難点です。
【4.ALC】
ALCとは「軽量気泡コンクリート」の略で、特殊なコンクリートの一種です。通常のコンクリートの約4分の1という軽量さが最大の特色ですが、人体に無害でリサイクルも可能という、環境に配慮された現代的な建築資材です。強度も高く、耐火性・防火性・断熱性に優れています。
ALCの欠点は、防水性能があまり高くない点です。そのため、塗装の剥がれを起こすと劣化を早める恐れがあります。また、サイディングと同じく継ぎ目の部分があるため、コーキング材による補修は必須となります。
【5.タイル】
粘土、陶土、長石などの鉱物を砕き、成型して約1,300度の高温で焼いて固めた外壁材です。
耐火性が高く、傷や汚れ・水にも強いという特長があります。また、日頃のメンテナンスも洗浄程度と楽に済み、デザインや色も豊富です。欠点を挙げるとすれば、材料費・施工費用ともに高めになる点でしょう。
外壁の種類による外壁塗装の手順の違い
【1.サイディングの塗装作業】
サイディングの外壁を塗装する際の作業の流れは、「下地調整→下塗り→中塗り・上塗り」