くらし情報『家庭教師は見た! 子どもの成績を伸ばす家とそうでない家の違い』

家庭教師は見た! 子どもの成績を伸ばす家とそうでない家の違い

なんてバタバタ探していることが多いですね。あまりに散らかしすぎていると「ちょっと片付けようか」と片付けから入ることもあります。

ーーどこに何があるか把握できていることが大事なんですね。

佐々木先生:体系化して整理するという意味では、勉強と片づけは共通しているんですよ。知識を体系化して、理解したり記憶したりできる子は、自分の脳みそのどこに何があるのか、番地が分かっている。逆に、できない子はおそらく頭の中がブラックボックス化していて、どこに何があるか分からないと思います。部屋が散らかっていると知識も散らかっているのかもしれません。

ーーできる子の家はキレイ?

佐々木先生:キレイだから成績がいい、キレイじゃないからダメとは単純には言えません。
できる子の家も、物が多くてごちゃついていたり、ゴミが落ちてることがあります。インテリアのテイストは関係ないですが、おしゃれすぎるのあまり良くないですね。モデルルームのように、生活感がないほど片付いていると子どもは落ち着かないですよね。それに、あまりにもキレイすぎると「何かあるな……」って。特にいつも開いていない“開かずの間”がある家は危ない。家族の中で触れないようにしている闇のようなものを感じます。

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