家庭教師は見た! 子どもの成績を伸ばす家とそうでない家の違い
集中力が切れたときには家族の目を感じるリビング、集中したいときは自室で勉強、と、場所によって勉強する内容を使い分けている子もいます。
ーー部屋の汚さと成績って関係ありますか?
佐々木先生:やはり何がどこにあるか、ちゃんとわかっている子の方が成績がいいです。せめて机の上だけでもキレイにしておいてほしい。ノートを広げられないぐらい机の上が雑然としている子は、勉強に取りかかる前に片付けというハードルがありますから、当然のごとく成績はパッとしない場合が多いです。ーー子ども部屋が散らかっているとつい親が片づけちゃうんですが……。
佐々木先生:散らかっていて掃除しているお母さん多いですが、思春期以降の子にとって子ども部屋は1人で勉強に集中したり休んだりする場所なのですから、親が入るのはマイナスです。中学生ぐらいだったら放っておけばいいのにと思います。いろいろ言われてトラウマになってしまったという子もいますし、親も変なものを見つけて気に病むくらいなら、子どものスペースとして割り切って、あまり立ち入らない方がいいですね。
ーー他に子ども部屋で気をつけるポイントってありますか?
佐々木先生:アイドルや映画のポスターなど貼ることもあると思いますが、勉強のモチベーションを上げる手段としては志望校のポスターや写真を貼っておくのがおすすめです。