簡単ステップで切れ味抜群に!包丁の研ぎ方を完全マスター
それぞれの素材にあった包丁を選んで使いこなせたらさらにお料理の腕が上がりますね。
2. 両刃と片刃ってなに?
包丁は大きく分けると「両刃」と「片刃」の2種類。その違いは日本で古くから使われてきた和包丁か、明治以降に西洋から輸入されて普及した洋包丁か、という部分にあります。出刃や刺身包丁などの和包丁は切った断面の美しさや、かつらむきなどの繊細な作業がしやすいように表側のみに刃がついており、裏側は平面になっています。一方、牛刀やペティナイフのような洋包丁は両刃と呼ばれ、その名の通り表も裏にも刃が付いています。肉や野菜を切る際に垂直に切ることができるのが特徴です。良く使われている三徳包丁も両刃のものがほとんど。昔は各家庭でも魚をさばいたため、出刃包丁などの片刃を使用していましたが時代と共に万能なものへと変化してきました。
3. これを知っていればあなたも料理上手!各部の名称と役割
基本的には切る部分の「刃」と握る部分の「柄」に分かれていますが、各部に名称と役割があります。三徳包丁を例にご紹介します。・切っ先…突いて切ることで肉の筋を切る・そり・・・ごぼうのささがきや肉や魚を引いて切る・刃中・・・みじん切りや千切りなど真っすぐに切る・刃元・・・野菜の皮むきや硬いものを切る・峰・・・肉をたたく、ごぼうの皮むき・腹・・・ニンニクを潰す・あご・・・芽とり食材に応じて包丁の部位を使い分けることで、料理の下ごしらえもグッと楽になります。