【塩素系vs酸素系】漂白剤で食器はどこまで綺麗になる?試してみた
汚れを落とすだけでなく、除菌消臭の効果もあるため、キッチン用品を清潔に使うことに役立ちます。
一般家庭向けに販売されている食器用漂白剤には、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の2種類があります。塩素系漂白剤は強い漂白力があり、プールのようなツンとしたにおいが特徴です。汚れやシミを落とすだけでなく、染料を脱色するほど強力なので、洋服に付くと色落ちしてしまう可能性があります。塩素系の漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウム。強いアルカリ性です。酸性の洗剤タイプの洗浄剤と混ぜると塩素ガスを発生させる可能性があるため、「混ぜるな危険」と必ず注意書きがあります。一般的な塩素系漂白剤には、液体タイプと泡で出てくるタイプの2種類があります。
左が泡で出てくるタイプ、右が液体タイプです。
酸素系漂白剤は、主成分が過炭酸ナトリウムや過酸化水素のものを指します。キッチン用では白い粉状の過炭酸ナトリウムタイプが主に用いられているようです。漂白作業中も漂白後も、塩素系漂白剤のようなツンとしたにおいがありません。塩素系よりも、作用が弱いともいわれています。
写真のものは白い粉状の過炭酸ナトリウム100%の商品です。過炭酸ナトリウムは炭酸ナトリウム水溶液と過酸化水素を反応させて作られるものです。