芸能人の薬物犯罪で議論になる「一発アウト論」弁護士はどう見る?
近年は覚醒剤や大麻など薬物を使用・所持した有名人が続々と逮捕され、衝撃が走っています。とくにNHK大河ドラマに出演が決まっていた女優が逮捕された余波は大きく、撮影のやり直しなどが行われ、莫大な違約金が発生する模様です。
逮捕された人物のほとんどが、人々から憧れを受けていた存在。そんな人物たちの「裏の顔」にショックを受ける人が続出しています。
一発アウト論が浮上
逮捕と同時にニュースバラエティ番組などで盛んに議論になっているのが、薬物犯罪者の復帰問題。元衆議院議員の杉村太蔵は、『サンデー・ジャポン』(TBS系)などで、「薬物犯罪をした犯罪者は一発アウト。芸能界に戻れると思ってもらいたくない」と主張しています。
これに爆笑問題の太田光や、タレントの今田耕司、さらには堀江貴文氏などが「一発アウトは薬物使用者の更生を妨げる」「馬鹿げている」と猛反論し、議論が繰り広げられました。
ネット上では「一発アウト論」を支持する人が多いものの、反対の声も根強いのが現状。この議論について、弁護士はどう考えるのでしょうか?大本総合法律事務所の小野智彦弁護士にお聞きしました!
弁護士はどう見る?
小野弁護士:「薬物に限らず、どのような犯罪であっても、それに手を染めた人(芸能人に限らず)