2018年12月7日 18:45
介護保険を使って在宅介護をするためのポイントを幅広く紹介!キーワードは、サービスと工夫
在宅介護は、通常、自宅で高齢の両親や祖父母の介護をすることを指す場合が多いのですが、実際には、自宅で介護をするだけに限らず、介護施設へ通ったり、短期的に介護施設へ入所して介護サービスを受けるなど、その内容はさまざまです。
一般に、家族が在宅介護に関わるきっかけとなるのが、やはり、近親者の高齢による虚弱や病気などが多くあげられますが、1人で介護を続けることは、介護に伴う離職をはじめ、介護うつや高齢者の虐待といった大きな問題も否めません。
このような場合に、真っ先に考えたいのが介護保険の申請と利用になるのですが、本記事は、初めて介護に関わる家族の方を対象に、介護保険を使って在宅介護をするためのポイントを幅広く紹介していきます。
初めて介護に関わる家族が知っておくべき介護保険制度の基本
現在(平成30年)の介護保険制度は、年齢が40歳になりますと強制的に加入することになる仕組みになっておりますが、以下、簡単に介護保険制度の基本を紹介しておきます。
- 介護保険を利用するためには、お住まいの市区町村に対して申請を行い、要介護認定という認定を受けなければならない
- 要介護認定を受けた人は、原則として1割の自己負担で介護サービスや予防サービスを利用することができる
- 介護保険には、居宅サービスや施設サービスなどさまざまな介護サービスがあり、利用することができる
周りの家族が介護を必要となる身体状態になってしまいますと、経済的負担、精神的負担、肉体的負担などがエンドレスに付きまとってしまうことも十分予測できることから、介護保険制度を利用して、専門職の協力を得ながら生活をすることが大切になってきます。