2019年11月26日 20:00
失業保険は確定申告の対象になる?必要な人の条件&手続きの流れをFPが解説
この後「必要な場合」「不要な場合」に分けて詳しく解説をしていきます。
確定申告が必要なケース
会社員の方は、通常秋ごろから年末にかけて、勤務先に「生命保険料控除証明書」などを提出し、年末調整をしてもらっていたと思います。解りやすく言えば、年末調整は、会社員の方の確定申告のようなものです。
自営業者やアルバイトの方は年末調整をしてくれるところがないので、ご自身で確定申告を行う必要があります。それに基づいて翌年納めるべき税金が算出されます。
年末調整の有無がポイント
失業手当を受給していて確定申告が必要なケースは、この「年末調整」が前勤務先で行われなかった場合です。
1年の途中で退職した場合は、その時点までの給与が発生しているわけなので、その給与に関しては確定申告をして所得の申告をする必要があります。それに基づいて翌年の納税額が決まります。
年末調整について
年末調整または確定申告で、正しい収入を申告し、それに基づいた正しい納税額をはっきりさせることは必要です。
このいずれも済ませていないということであれば、年度の途中まで勤めていた会社から給与天引きされていた税金について、還付金があっても戻ってこない事にもなります。