3倍返しにならないために。失業保険の不正受給になるケースをFPが解説
正しく受給している方たちへ迷惑をかけないためにも、ハローワークでは常に取り締まりを強化しています。
具体的な調査方法
不正を取り締まる為の具体的な調査方法には、一般的に以下のようなものがあります。ただし、これら一つだけの調査で発覚するのではなく、二重、三重での調査を行っているため、小さな不正でも見逃さないよう徹底されています。
- 勤務先の帳簿や各種書類による記録照合
- 直接、雇用保険被保険者を訪ね事情を訊く
- 直接、会社などを訪問し会社側から事情を訊く
- 一般の方からの通報(電話、メール、投書など)
- 会社側への調査協力依頼
雇用保険被保険者による不正だけではなく、その不正に協力した雇い主(会社側)も厳しく罰せられます。
不正受給の主な動機と内容
不正受給には、二つのパターンが考えられます。ひとつは「わかっていてバレないだろうと不正をする」場合、もうひとつは「勘違いから結果的に不正受給をしたことになる」場合です。
前者の場合は本人の意思で不正をしているので罰せられるべきですが、少なくとも後者の「勘違い」や「認識不足」の結果として不正をしていた場合に関しては、正しい知識をもって未然に防ぐことが出来ます。