不動産投資詐欺に遭わないために。典型的な手口&回避策をFPが徹底解説
でしょう。両者の違いを下記に簡単にまとめました。
- 表面利回り…想定年間家賃収入÷購入価格
- 実質利回り…(想定年間家賃収入-諸経費)÷(購入価格+購入時の諸経費)
計算式からわかるように、表面利回りは「1年間に想定される家賃収入」と「購入価格」のみで計算されています。しかし、不動産を購入する際には登記費用などの諸費用がかかり、運用が始まってからも管理料などの諸経費がかかります。業者が提示している利回りの数字はどのような計算方法で算出されているかを見極めましょう。
実際に運用した時のシミュレーションを作成してもらう
不動産投資詐欺である場合、見栄えがよくなるように数値を変えていたり、一部の項目を抜いていたりするなど、きちんとシミュレーションを作成していないことがあります。
詐欺業者のシミュレーションでは儲かる内容となっていたとしても、実際に運用してみると収支がマイナスになってしまう物件も存在するのです。不動産投資を行う上では、様々なリスクを考慮しておくべきでしょう。
実際に運用した時のシミュレーションを作成することで、物件を購入するときの判断に役立ちます。
会社の経営実態を確認する
不動産投資詐欺を行う人・グループの中には、架空の会社名を名乗っていることがあります。