不動産投資詐欺に遭わないために。典型的な手口&回避策をFPが徹底解説
手口⑤:告知詐欺
物件のマイナス要素を隠し、購入希望者が質問したことに対しても虚偽の回答をして購入をさせる告知詐欺。過去に事件・事故があったことを隠したり、建物の修繕履歴を偽ったりするなど、買主の購入意思決定に影響を与える情報を隠す・偽ることが特徴です。
買主は事実を知らずに購入するため、後々トラブルに発展してしまう可能性が高いでしょう。
不動産投資詐欺の見分け方
上記のように、不動産投資詐欺には様々な種類があります。詐欺の被害に遭わないためには、事前に不動産投資詐欺であるかを見極めることが大切です。ここでは、不動産投資詐欺の見分け方について解説します。
- 利回りの種類
- 実際に運用した時のシミュレーションを作成してもらう
- 会社の経営実態を確認する
- メリットしか言わない業者は要注意!
- 購入判断を急かす業者に注意
利回りの種類
不動産投資では、賃貸収入を得るための物件選定が非常に重要です。購入する物件を選ぶ基準の中でも、利回りを重視している人は多いのではないでしょうか。
通常、不動産会社が作成している物件資料に掲載されている利回りは「表面利回り」です。しかし、実際に資金計画を立てる上で重要なのは「実質利回り」