2020年2月17日 14:00
交通事故の損害賠償の基礎知識まとめ!対象範囲・請求方法についてFPが徹底解説
2:医師の診察を受ける
示談交渉をスムーズに進めるためには、大前提として損害額が確定している必要があります。
ただ怪我の治療が継続している間は常に治療費がかかり続けているため、すぐに示談を成立させてしまうと後で治療費が思ったよりもかかった場合に、被害者自身で実費負担しなければならなくなってしまうのです。
そのため、事故後はすぐに病院で検査を行い、医師の指示のもと適切な治療を開始することが大切です。
人によっては接骨院や整骨院、マッサージなどに治療だといって通う人がいますが、保険会社はいわゆる東洋医学に基づく治療については、治療とは見なさない傾向があるため注意が必要です。
間違った治療を受けたせいで怪我の症状が悪化したとの主張を加害者側に許すことになってしまう可能性もあるため、十分注意しましょう。基本的には医師の指示に基づくこと以外は、できる限り避けることをおすすめします。
3:交通事故経験の豊富な弁護士相談する
加害者側が自動車保険に加入している場合、交通事故の示談交渉の窓口はその保険会社の担当者となります。
ただ、保険会社は年間で何百件もの示談交渉を行っているため、示談金を低くするための卓越したノウハウやマニュアルを持っています。