副業したら所得税はかかる?仕組み&税率の計算方法をFPがわかりやすく解説
ただし、雑所得の場合には一点注意すべきことがあります。ほかの所得と違い、雑所得は損になった場合、ほかの所得と合算ができないという点です。その場合には雑所得の税金が0となり、給与所得はそのまま計算されます。
3.不動産賃貸は不動産所得
かなりの資産を有しているサラリーマンの場合になりますが、マンションやアパートを所有していて、その物件を賃貸に出している場合には不動産所得の対象となります。やはり「売上ー経費」で所得を出しますが、先ほどの雑所得よりもお得な特典があります。
青色申告特別控除
確定申告に青色申告を適用した場合には、青色申告特別控除を使うことができます。複式簿記を記帳して貸借対照表・損益計算書を確定申告の際に添付すると65万円の、それ以外の場合には10万円の控除を受けることができます。
せっかくですから、ここは65万円の控除を受けたいですね。
しっかり条件を満たしましょう。ということで、この場合には本業の給与所得の金額と合算するのは、「不動産所得金額=売上ー経費ー青色申告特別控除」ということになります。
4.継続して事業を行っている場合は事業所得
クラウドソーシングや内職などの個人事業を毎年継続して行っている場合には、事業所得と判断されることとなります。