くらし情報『離婚時の財産分与にかかる税金とは?課税対象になる・ならないケースをFPが解説!』

2020年10月11日 14:00

離婚時の財産分与にかかる税金とは?課税対象になる・ならないケースをFPが解説!

夫としては、不動産を譲った上になぜ税金までとられるか納得いかないかもしれませんが、不動産の財産分与は譲渡所得税の課税対象になることを知っておきましょう。

譲渡所得税とは?
譲渡所得税とは、主に不動産を譲渡したときの「譲渡所得」に対して課税される税金で、厳密には所得税と住民税を合わせた呼び方になります。譲渡所得とは、譲渡益のことです。

たとえば、不動産を購入した金額よりも高い金額で売却した場合には、利益が発生していることになります。この利益に課税されるのが譲渡所得税です。

譲渡所得の計算方法
譲渡所得は、次の計算式で計算します。
  • 譲渡所得=収入金額-(取得費+譲渡費用)
収入金額とは売却などで得た金額、取得費とは購入したときに払った費用、譲渡費用とは売却のときの必要経費になります。

譲渡所得税の税率
譲渡所得税の税率は、長期譲渡所得(保有期間5年超)か短期譲渡所得(保有期間5年以下)かで変わり、次のようになります(復興特別所得税は除く)。

離婚時の財産分与にかかる税金とは?課税対象になる・ならないケースをFPが解説!

なお、保有期間10年超のマイホームについては、要件をみたすと所得税10%、住民税4%の軽減税率の適用が受けられます。

譲渡所得税の特別控除
マイホームの譲渡で要件をみたした場合には、3,000万円の特別控除が受けられます。

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